車

自動車オートローンは、車の購入時に支払い金額が足りない場合に利用できるローンです。

指定のタイミングごとに支払いをしていき、完済する必要がありますが、気になるのはもしも払えなくなってしまった場合にどうなるのかでしょう。

自動車オートローンの支払いができなくなると、最終的に車を引き上げられてしまうこともあります。

この記事では、自動車オートローンを支払えない場合どうなるか、どうやって対処するべきかなど、自動車オートローンのトラブルに関する情報を解説します。

目次

自動車オートローンとは?

自動車オートローンは、その名の通り自動車の購入に関連したローンサービスです。

まずは自動車オートローンの特徴について解説します。

車の購入時に加入できる、代金の立て替えサービス

自動車オートローンは、自動車やバイクの購入費用を銀行や消費者金融へ建て替えてもらい、一定のペースで徐々に返済していくローンです。

車は中古でも数十万円、新品なら数百万円以上することもあり、なかなか気軽には購入できません。

しかし、地方で通勤に電車を使えない、普段の移動に車が必須などの理由から、どうしても車を購入しなければいけなくなってしまうことがあるでしょう。

購入費用をすぐに用意できない場合は、自動車オートローンを利用すれば、すぐに車を手に入れ、自分の対応できるペースで代金を支払っていけます。

自動車オートローン利用時は、金利の支払いが必要

自動車オートローンの利用時は、カードローンやクレジットカードのリボ払いのように金利が発生します。

例えばJAバンクの「マイカーローン」を東京で利用した場合は、借入利率が固定の場合年3.815~4.315%の金利がかかります。

つまり、自動車オートローンを利用した場合は、普通に車を購入するよりも総支払額は高額となることにご注意ください。

自動車オートローンは、自動車やバイクの購入にのみ使える

自動車オートローンを組めるのは、車やバイクの購入時のみです。

つまり、他の場面における出費には利用できません。

車・バイク以外を購入したり、他の目的に合わせてローンを組んだりしたい場合は、カードローンや目的ローン、ビジネスローンなど、他のローンや借り入れサービスを利用しましょう。

支払いスケジュールは自由に変更できるローンもある

自動車オートローンの中には、支払いのスケジュールが固定でなく、自由に変更可能なものもあります。

例えばオリコのオートローン(ニューバジェットローン)では、以下のような返済方法を選ぶことも可能です。

  • 徐々に返済額を上げていくステップアップ返済
  • 徐々に返済額を下げていくステップダウン返済
  • 返済途中に臨時でまとまった金額を支払い、残債を減らすスポット返済
  • 翌月分の返済をスキップし、返済を延長するスキップ返済
  • 一定期間返済金額を減らし、返済を延長する延長返済

銀行や消費者金融によって支払いスケジュールの設定は異なるので、今後トラブルが発生したときなどにうまく対応したい場合は、返済方法が豊富な自動車オートローンを選ぶのがおすすめです。

自動車オートローンは、販売店で直接契約できることもある

自動車オートローンの契約は、銀行の窓口や、自動車の販売店での手続きで行なえます。

自動車を購入する際に自動車オートローンを利用できる場合は、合わせて契約手続きをすれば、スムーズにローンを組むことができます。

審査に通らなかった場合、自動車オートローンへの加入はできない

自動車オートローンを申し込んだ際は、クレジットカードやカードローンの契約と同様に、審査が行われます。

もしも審査に通らなければ、自動車オートローンへの加入はできません。

ローンを利用する際は、年齢(18歳、20歳など)等に条件が課せられていることもあるので、自分が条件に当てはまっていることを確認したうえで申し込みましょう。

自動車オートローンを払えないとどうなる?

自動車オートローンは日々の返済が重要ですが、もしも支払えないと、最終的には様々な問題が生じてしまいます。

自動車オートローンの支払いができなくなるとどうなるのか、解説します。

2~3ヶ月の滞納で届いた最終催告に応じられなければ、一括返済を求められる

自動車オートローンの支払いは主に口座振替で行われますが、もしも口座振替での支払いができなかった場合は、まず電話や郵便などで督促の連絡が届きます。

連絡が伝わっていないと判断された場合は、自分の携帯電話や自宅だけでなく、勤務先へ電話がかかってくることもあります。

残高不足などでうっかり支払いが遅れてしまうとすぐに通知が来るので、気づいたら支払いを済ませることが重要です。

もしも督促の連絡を無視し続けたら、2~3ヶ月ほどでやがて分割返済を利用できなくなり、一括での残債の支払いを求められます。(会社によっては1ヶ月でアウトになることもあります)

分割で支払いができていないのに一括で残債を支払うのは、困難でしょう。

さらに他にも、支払いの遅延時には費用がかかります。

支払いが遅れると、遅延損害金を請求される

自動車オートローンの支払いが遅れると、遅延損害金の請求が行われます。

遅延損害金は、その名の通り支払いが遅れたことによる損害の金額です。

残債に対して15~18%の金利が追加で請求されてしまうので、通常のローンの支払いができていない状態で追加で支払うのはやはり困難と言えるでしょう。

返済に遅れると金銭的な損失が大きいので、要注意です。

一括返済ができなければ、車を引き上げられてしまう

自動車オートローンの残債の一括返済や遅延損害金の支払いができないまま放置していると、最終的に車を没収されてしまいます。

ローンを提供する会社・銀行としては建て替えた車の購入費用を少しでも回収しなければいけないので、やむを得ない対応でしょう。

車を引き上げる際は、同意書にサインが必要

自動車オートローンの返済に遅れ、車を引き上げられてしまうことになったら、基本的に車を引き渡す同意書へのサインを求められます。

サインに応じない対応を取ると、さらにトラブルへ発展してしまうので、基本的に同意せざるを得ないでしょう。

サインを拒否した場合は裁判となり、結局車を引き上げられる可能性大

ローンで購入した車・バイクを引き渡す同意書へのサインを拒否した場合は、裁判となります。

裁判で負けると同様に車は引き上げられてしまいますが、返済遅れが原因で引き渡しを求められている関係上、基本的に勝てることはありません。

時間の無駄となってしまうので、車の引き上げを求められた段階で諦めたほうが良いでしょう。

長期間滞納した場合、クレジットカードやローンを新たに利用できなくなることも

自動車オートローンを長期間滞納すると、クレジットカードや他のローンなどを利用できなくなる場合があります。

返済が遅れると、信用情報にデータが載ります。

クレジットカードや他のローンの契約を申し込んだ際に情報が参照され、「過去にローンの返済が遅れた実績がある」と確認されれば、申し込みを断られる可能性大です。

以前の支払い遅延と同様に、自分たちの提供するサービスでも支払い遅れ・支払い拒否などが行われる可能性がある相手との取引は、拒否せざるを得ないでしょう。

以上の通り、自動車オートローンの支払いが滞るとたくさんのトラブルが発生して生活にも支障が出るので、支払いが難しい時は様々な対処法を駆使することが重要です。

自動車オートローンを支払えないときの対処法

自動車オートローンを支払えないときの対処法は、大きく分けて6つあります。

それぞれチェックして、利用できる手段を活用するのがおすすめです。

支払いスケジュールを変更できるなら、変更する

自動車オートローンの中には、支払いスケジュールを後から変更できるものもあります。

現在契約している自動車オートローンが返済期間の変更を利用できるものなら、変更して次の支払い遅延を回避しましょう。

例えばオリコのオートローンなら、次回の支払い金額を減らす、翌月の返済をスキップして後日に回すなどの対処方法があります。

まずはローンを契約した会社・銀行へ相談する

返済スケジュールの変更ができない自動車オートローンを契約していて、どうしても次回の支払いを行うのが難しい場合は、すぐに契約している銀行や会社へ連絡しましょう。

銀行やローン会社側としても、車を引き上げるのは最終手段となり、できれば行いたくない手段です。

確実にしっかり返済してもらえるのであれば、ある程度の融通を効かせることも不可能ではありません。

翌月の返済を後日に回してもらう、金額を少しの間下げてもらうなどの対処ができないか、相談してみましょう。

可能な場合は、車を売却してローンの返済に回す

自動車オートローンを利用して購入した車でも、売却が可能なケースがあります。

契約中の自動車オートローンの内容を確認し、売却しても問題ないことが確認できたら、一旦売却してしまい、売却して得た金額をローンの返済に回すのも良いでしょう。

ただし、車を売るのには査定等で時間がかかりますし、車の売却でローン費用の全てを支払えるとは限らないことにご注意ください。

また、車を売ってしまうと、移動手段がなくなる問題も生じます。

車を売るのは最終手段に近い対処方法なので、切羽詰まってしまっているのでなければ、できれば他の方法を検討した方が良いでしょう。

不要品を、中古ショップやフリマアプリなどで売却する

手元にある不用品を売却して得た資金で、自動車オートローンを支払う方法があります。

「再来月以降は問題ないものの、来月の支払いスケジュールが厳しい」といったケースなら、不要品の売却で資金を得るのが一番手っ取り早いでしょう。

  • 衣服
  • CD、DVD
  • 趣味で購入したスポーツ用品、家具など
  • 子供が飽きて遊ばなくなったおもちゃ
  • 商品券

以上のような不要品を売却すれば、ある程度の費用を確保できます。

できるだけ高額で売却したい場合におすすめなのは、インターネット上のオークションサイトやフリマアプリを利用することです。

中古ショップよりも高い相場で売却できるので、時間にまだ余裕がある場合はインターネット経由で売却するのが良いでしょう。

ただし、フリマアプリなどのインターネット経由による取引では、即日でお金が振り込まれることはありません。

明日、当日など、大至急お金を手に入れる必要がある場合におすすめなのは、中古ショップでの売却です。

営業時間内に不要品を持ち込めば、すぐに現金で買い取ってもらえます。

カードローンなどで一時的にお金を借りて支払う

自動車オートローンの返済が迫っていて、どうしても現時点でお金が足りない場合は、カードローンなどで現金を借り入れる方法もあります。

カードローンやクレジットカードのキャッシングでは、即日口座へお金を振り込んでもらえたり、ATMからお金を引き出したりできるものがあります。

SMBCモビットやプロミスなど、即日利用を開始できるカードローンなら、すぐにお金が必要な場合でも対応できるでしょう。

ただし注意したいのは、借り入れをした場合は後日金利を上乗せしての返済が必要となることです。

今後もずっと資金難の状態が続く可能性が高い場合は、かえって状況が悪化してしまう恐れがあるので、他の手段を検討した方が良いでしょう。

弁護士に介入してもらい、債務整理により和解交渉をする

自動車オートローンの支払いが困難となり、すでに遅延損害金なども発生しどうしようもない状況なら、弁護士に相談してローン会社・銀行との和解交渉をしてみてはどうでしょうか。

和解が成立すれば、債務整理により遅延損害金を抑え、無理のないスケジュールでの返済を行えます。

弁護士に相談する場合は別途弁護士費用がかかってしまいますが、分割で支払いができたり、成功時に支払う形式を選べたりする弁護士もたくさん存在します。

自分一人での解決が難しい場合は、車を引き上げられてしまう前に、弁護士に相談するのもおすすめです。

まとめ

自動車オートローンの支払いが難しい場合は、返済スケジュールの変更ができるなら、変更して対応するのが手っ取り早い方法です。

不要品の売却などをしてもなお支払いが難しい場合はまずローン会社・銀行へ相談し、どうしても解決できなければ弁護士へ相談をしてみましょう。

オートローンのお金がないとき