貯蓄

老後に生活していくためには、年金だけに頼らず自分で資金を確保しておくことが大事です。

しかしながら、どうやって破産しないために貯蓄をするべきなのかがわからないと困ってしまうでしょう。

そこでこの記事では、老後生活に向けて、破産しないためのマネープランについて解説します。

最後まで読めば、これからどうやって貯金をしていくかを考えることができるようになるので、ぜひ参考にしてください。

老後、年金だけで暮らしていくのは難しい

前提として、老後に年金だけで暮らしていくのは困難です。

「少子高齢化などの影響により年金制度は破綻していくのではないか?」という説もあります。

しかし、もしも年金制度が問題なくずっと続いていったとしても、年金での収入だけを使って生活していくのは難しいのが現状です。

老後を快適に過ごすためには、年金に加えて自分で貯蓄をしておくことが大事と言えるでしょう。

1ヶ月の生活費は、夫婦で27万円程度

仮に夫婦で老後を過ごす場合、1ヶ月にかかる生活費はおよそ27万円と言われています。

  • 家賃
  • 食費
  • 光熱費
  • 医療費
  • その他、必要に応じて発生する各種費用

以上のような支出を合わせると、27万円程度かかってしまいます。

また老人ホームに入居するなどのケースでは、さらに高額な費用がかかってしまうこともあるでしょう。

仮に結婚せず一人で過ごすとしても、総務省の統計では男性が165,923円、女性は155,959円の支出が発生するとされています。

もらえる年金は少なく、年金だけでは暮らせない可能性が高い

将来もらえる年金の金額は人によって異なります。

国民年金に加入している場合にもらえる金額は平均55,000円です。(もちろん、もっと少なくなってしまうケースもあります)

会社などで加入している厚生年金は平均147,000円ほど支払われますが、加入期間などの条件によってはもっと少ない金額しかもらえないケースもあります。

仮に夫婦で同額をもらえるとすると、国民年金は110,000円、厚生年金は294,000円となりりますが、夫婦で同額をもらえることはまずないでしょう。(それぞれの加入期間等が異なるため)

例えば厚生年金の場合、男性がもらえる金額は平均17万円、女性は11万円くらいとされています。

国民年金だと年金のみでの生活はまず無理、厚生年金でもギリギリまたは暮らすことができないと考えられます。

年金だけで暮らそうと考えている方は、改めて老後の生活費について計算してみましょう。

定年退職後も、働ける場所はある

60歳や65歳になって定年退職をした場合、働きたければもちろん働くことはできます。

まだまだ健康で、しっかり働いて今後に備えたい場合は、定年退職後に新たな職を見つけてできる限り働くのも良いでしょう。

しかし、突然病気などで働けなくなる可能性はありますし、人によっては「これまでつらい思いをして頑張ってきたのだから、定年退職後は働きたくない」という方もいるでしょう。

定年退職後も働くかどうかについては、じっくり検討することをおすすめします。

生活保護は確実に受けられるわけではない

老後にどうしても生活がままならない場合は、条件を満たしていれば生活保護を受けることができます。

生活保護を受けられる条件は地域等でも異なりますが、主に病気などでどうしても働けなかったり、資産が何もなかったりなど、かなり厳しい条件となっています。

生活保護を受ければなんとかなるだろうと思って貯蓄をせずにいたら、ギリギリ条件を満たせておらず、ただ苦しい生活ばかりを強いられてしまうかもしれません。

生活保護には頼らず、まずは貯金をするなどして、資産を増やすことをおすすめします。

貯金をするためにまず行いたいこと

これから老後に向けて貯金をしていくためには、日々の生活の改善が重要です。

1つ1つの工程では僅かな節約にしかならなくても、チリも積もれば山となります。

それぞれの項目をチェックして、できることを実践してみましょう。

毎月の出費や収入を改めて確認する

貯金をするためには、自分たちの生活の現状を把握することが重要です。

現状がわからなければ、できる貯金の金額を判断できません。

次項より解説していくライフスタイルの改善にあたり、まずは出費や収入、現時点での貯蓄額をチェックしてみましょう。

不用品は売却してしまう、できるだけ物は捨てない

貯金をして老後の生活を快適に過ごすための予算を確保するにあたり、手元にある不用品はできる限り捨てずに処分することをおすすめします。

不用品がたくさんある状態では、今後引っ越しなどの際に引っ越し額が無駄に大きくなってしまう恐れがあります。

また、引っ越しの際にまとめて作業しようとすると時間がかかってしまうので、こまめに処分したほうが良いでしょう。

不用品を処分すること自体は大事ですが、普通に捨てると粗大ゴミの処理券などで出費が発生してしまい、金銭的な損失が発生することもあるでしょう。

よほど状態が悪く、買い手がつかないようなもの以外は、できるだけ中古ショップやフリマアプリなどで売却するようにしましょう。

日々の生活において無駄なものを買わない、要らなくなったらすぐ売却

貯金を始めていくにあたって、無駄なものを購入するのはもちろん控えるべきです。

また購入時点では必要なものでも、後から不要になるものもあるでしょう。

もしも手元にあるものがいらなくなったら、すぐに売却するのがおすすめです。

例えば本を読み終わったら、何度も読み返すようなものでない限りは中古ショップなどで売却するのが良いでしょう。

状態が良いまま手放せば売却金額は上がるので、いらないものは放置しておかず、早めに必要かどうか見極めて手放してしまいましょう。

ふるさと納税を行う

日本で暮らしていくにあたって住民税や所得税の支払いは必須ですが、ふるさと納税の制度を使えば翌年の各種税金を先に支払いつつ、実質2,000円でいろいろな食品などを手に入れられます。

ふるさと納税をすれば節税をしつつ、普段はなかなか手に入らない特産品などで生活を楽しむこともできるので、日々活用しましょう。

なお、ふるさと納税の利用による税金控除の上限は年収や家族構成によって異なるので、事前にしっかり計算したうえで制度を利用するのが大事です。

自炊中心の生活で、食費を抑える

外食中心の生活だと、食費だけで毎日・毎月の出費が膨大になってしまいます。

自炊中心の生活に切り替えれば出費を浮かせられるので、貯金等に回せる金額も大きくなります。

自炊なら自分の健康を食生活の改善により保ち、長生きをすることもできるので、一石二鳥です。

特売・セールを利用して、必要なものの購入費用を抑える

貯金にあたって大事なのは、日々の生活で発生する細かい金額を極力抑えることです。

食品や家電製品など、ものを購入する時はできるだけ特売・セールを利用するのが良いでしょう。

スマートフォンアプリなどでもらえる割引クーポン等を利用して、節約をするのもおすすめです。

必要なものは、高還元なクレジットカードで買う

食品や日用品は、クレジットカードで購入することにより、支払額に対してポイント還元などを受けられます。

できるだけクレジットカードで購入することで、還元を受けて実質の支払額を抑えましょう。

例えば楽天カードでは、年会費無料でありながらも100円につき1円相当以上の還元を受けられるので、たくさんのポイントを貯めたい方にオススメです。

年会費がかかるクレジットカードは毎年の負担が発生してしまうので、年会費の負担を空港ラウンジなどの特典や還元額が上回るかどうかをしっかり考えてから申し込みましょう。

格安スマホや電力自由化などで、月々の出費を抑える

月々の出費として大きいスマートフォンの利用料金や電気代ですが、どちらも抑えることができます。

スマートフォン代は、Y!mobileやUQ mobile、楽天モバイルなどの「格安SIM」に乗り換えることで月々1,000~3,000円程度にまで抑えることが可能です。

電気代は電力自由化のサービスを利用することで、支払額を抑えられます。

また自室の電球をLED電球にすれば、初期費用が1つの電球につき3,000~5,000円程度かかってはしまいますが、今後の電気代を大幅削減できるでしょう。

またガス代については、現在プロパンガスの物件に住んでいる場合、可能なら都市ガスの物件に引っ越せば、抑えることができます。

生活の細かい部分までできるだけ節約をして、月々の出費を抑えてみてください。

注意:生活を切り詰めすぎて、日々を辛い状態にするのは良くない!

ここまで様々な日々の節約方法を解説してきましたが、やりすぎて生活に負担をかけるのは避けましょう。

「無駄なものは買わない」を深く考えすぎて、何も買わず楽しみのない生活をしてしまうとストレスが溜まり、最終的には体を壊してしまうなど、かえって損失が大きくなってしまう恐れもあります。

老後には心配があるものですが、今を楽しく生きることをおざなりにしすぎず、バランスよく節約・貯金を進めていってください。

老後生活に向けて、蓄えを行う方法

老後生活に向けて蓄えを進めていくにあたり、闇雲に浮いたお金を貯金していくだけでは限界があります。

様々な手段を利用して、さらに効率的に蓄えを行っていきましょう。

なおここから解説する手段の中には、株など状況によっては損してしまう可能性があるものも含まれます。

資産運用系の手段はあまり無理をせず、必要に応じて適切に取り扱うようにしましょう。

金利が高い銀行で定期預金を行う

銀行へお金を預ければ、利子が付きます。

利子は普通預金だとごく僅かですが、定期預金ならより大きな額をもらえる傾向にあります。

特にネット銀行なら金利が一般的な銀行より高く、たくさんの利子を受け取れる可能性があります。

例えばオリックス銀行では、100万円以上の定期預金時に0.2%の利子を受け取れるので、定期預金を考えている方はチェックしてみてください。

国民年金基金で、年金を増額する

国民年金基金とは、国民年金の加入者向けに展開されている、老齢基礎年金への上乗せができる制度です。

公的な制度なので、信頼性が高い存在となっています。

国民年金の場合、厚生年金の加入者と比べて老後に貰える金額が少ないのがデメリットでした。

しかし国民年金基金に加入すれば、もらえる年金を増やして老後の生活をより快適なものにできます。

20歳~60歳未満の国民年金加入者(保険料免除を受けている最中でない、そして農業者年金の被保険者でないことが条件)が利用できるので、必要に応じて加入してみてはどうでしょうか。

株やFXなどによる投資を行い、手元のお金を増やしていく

株を買ったりFXで外貨の取引をしたりすれば、株価・レートの変化によって資産を増やしていくことができます。

今後上がると思われる株や外貨を安く買っておいて、売り時を見極めて手放せば、一気に利益を得て老後の生活を豊かにできるケースもあるでしょう。

ただし、資産運用は必ずしも大きな利益を得られるとは限りません。

状況によっては大損になってしまうこともあるので、「手元にあるお金をまとめて運用する」などのリスクが大きい取引はしないようにお気をつけください。

NISAやつみたてNISAは、少額投資非課税制度の対象

老後の資金を作る手段として注目されているのが、NISAやつみたてNISAです。

通常、投資によって得た利益に対しては20%もの税金がかかってしまいます。

しかしNISAやつみたてNISAなら、売買益や配当金・分配金に対して一定期間課税されません。

NISAなら年間120万円まで投資でき、5年間は非課税となるので、短期間で膨大な利益を得たい人が検討することをおすすめします。

つみたてNISAは利用できるのが投資信託のみ・自動積立機能を利用しての投資となり、年間40万円までしか投資できませんが、20年もの間非課税なので、長期間かけて投資を行えます。

どちらか一方しか選べないので、自分に合った手段で投資を行ってみてはどうでしょうか。

まとめ

老後の生活に向けて重要なのは、年金だけに頼らず、自分でも貯蓄をしておくことです。

日々の生活における出費を抑えて貯金をしたり、必要に応じて株やNISAなどで資産を運用したりすることで、老後に向けて蓄えを行ってみてはどうでしょうか。

国民年金に加入している方は厚生年金よりも将来もらえる額が少ないので、国民年金基金なども利用し、できるだけもらえる金額を大きくするのもおすすめです。

老後のお金がない人は